京都3日目(金色の髪)。
3日目は2日目よりも早く出ることになる。布団の関係であまりよく眠れなかったような気がする。
ステキな方に教えていただいた朝食の店に行ってみた。三条の川沿いの店。珍しいスタイルの朝食。10人くらいの方達で、大皿を取り分けるのだ。テーブルに男性は私だけ。隣にはすごく綺麗な方。バターナッツかぼちゃって美味しいんだね。覚えた。大粒の納豆と、生卵ではご飯3杯コースじゃないか。きっと相席の方達次第で何倍にも美味しくなるんだろうなぁ。食後はコーヒー。口当たりがとても滑らか。
さて、この日は2年前の京都をトレースする夜にしようと計画していたのだけど、宿が初めての町屋に宿泊なので、前もって門限等はあるかを電話で聞いていた。あの時電話応対をしてくれたのはどうやら外国の方のようだった(アジア系?)。門限等はないとのことだったので、夜は遅くなる。今回も朝食の前に、散策前に荷物を置きに行って良いかを訪ねるために電話を入れたら、同じ人のようだった。何かの都合で、レンタサイクルの手配はできないと言っていたけれど、よく聞き取れなかった。ということで、荷物を置きに寄らせてもらうことにした。
宿で出てきたのは金色の髪を三つ編みにしたメガネの色白の外国人だった。ピンク色の作務衣の下に赤のチェックのフランネルシャツを着ている。抹茶のテリーヌを冷蔵庫にしまって欲しいこと、あとでチェックインに来ることを伝えて、宿を出るときに、どこの国の方なの?と聞いてみたら、イタリアと言っていた。Parlo italiano. Arrivederci.とだけ話したら嬉しそうに微笑んでいた。
私は午前中から特にプランもなく自転車屋に連絡を入れたら、今は電動アシスト付きの自転車しか貸せないとのこと。それで良いよ、初めてだけど。電話で説明されたものより200円安い値段を支払い、初めてのやり方で散策。初めは意外と移動も大変かと思ったけれど、慣れて来るとスイスイ進む。嬉しくなるので、二条城の方からとりあえず銀閣寺まで走ってみた。参道は人が多いけれど、門前まで自転車で入っていく。金閣寺にひさびさに行ったから行く気になったのだろうか。紅葉が良かった。
地図を見ながら真如堂に寄ってみる。昼はこういうところが良いんじゃないか。秋色の着物を着た2人がよく景色に似合っていた。紅葉を狩るおじさんもいて、注意した方がいいのかな。でも、それくらい美しかった。
突然の八ツ橋リクエストLINEが来たので、街中に戻り、お土産を選びに行く。その前にどこか店に入ろう。これまたほとんど女性のラーメン屋さんに。レモンラーメンがインスタ映えするからって?アカウント取ったけど、何も投稿してないな。行きたかったマールブランシュカカオと高島屋に寄って(1日目にマリベルにも行ったんだった)、これかなぁというのをセレクト。辻利の新商品、抹茶とほうじ茶のクレープも買ってしまった。試食が美味しかったからね。
その後は自転車でさらに散策。西本願寺に向かい、壬生寺方面へ。移動が苦じゃないのが嬉しいね。少しだけ通ったことのない道を通ってみたりして、少し早めに宿に帰った。路地の散策は楽しい。自転車を返す前にお土産を発送しに行こうと思った。宿に一度帰ると、あの娘がiPadを見て何か作業をしていた。眼鏡を直して出迎えてくれた。まだ誰も客はいないらしい。チェックイン作業をして、荷物を2階の部屋に運んでくれた。宅急便を頼みたいというと着払いしかできないというので、やはり自転車で集配センターに行くしかない。外に出るたびに見送ってくれるのが嬉しい。
また宿に戻り、なぜ君は日本語を話すのに、京都弁じゃないの?私は外国人なので方言を話すとどう思われるかなぁと思って。大学では何を?日本の文化。日本の何が好きなの?友達は?ってね。好きなアニメはNANAだって。私も好きだし、連載の再開を待ち望んでいると伝えたら、そうそう!矢沢先生が!ってくい気味に来るところが愛らしい。虫籠窓のある狭く天井の低い和室で、私は異国の娘と話をしている。時々イタリア語を話す。こんな奇跡のような夜があるだろうか。
君の名前は?
それは、花という意味?それとも幸せという意味?
古代ローマ語で『金色の髪』という意味。
素敵な話だ。忘れられない夜になる。出かけなければいけない時間になる。明日もいるのかい?と言ったら、9時から仕事だけどここではないかもしれないと言っていた。私は、A domani.と言ったら、Buona sera.と言ってくれた。
今夜は二条城であの時のように、アートアクアリウムをやっている。荒城蘭太郎のショーを見るのも2回目。2年前は一緒に写真も撮ってくれたんだけど。金魚たちは相変わらずかわいそうだった。今回は日本酒をスルーして、またあの細長く混んでいる深夜カフェに。そして牡蠣。言い合いにも私なりの言い分もあり。そして南野陽子似のお姉さん。美人だね。だからか飲みすぎた。そして3日目が終わる。想像以上に輝いた夜だった。
ステキな方に教えていただいた朝食の店に行ってみた。三条の川沿いの店。珍しいスタイルの朝食。10人くらいの方達で、大皿を取り分けるのだ。テーブルに男性は私だけ。隣にはすごく綺麗な方。バターナッツかぼちゃって美味しいんだね。覚えた。大粒の納豆と、生卵ではご飯3杯コースじゃないか。きっと相席の方達次第で何倍にも美味しくなるんだろうなぁ。食後はコーヒー。口当たりがとても滑らか。
さて、この日は2年前の京都をトレースする夜にしようと計画していたのだけど、宿が初めての町屋に宿泊なので、前もって門限等はあるかを電話で聞いていた。あの時電話応対をしてくれたのはどうやら外国の方のようだった(アジア系?)。門限等はないとのことだったので、夜は遅くなる。今回も朝食の前に、散策前に荷物を置きに行って良いかを訪ねるために電話を入れたら、同じ人のようだった。何かの都合で、レンタサイクルの手配はできないと言っていたけれど、よく聞き取れなかった。ということで、荷物を置きに寄らせてもらうことにした。
宿で出てきたのは金色の髪を三つ編みにしたメガネの色白の外国人だった。ピンク色の作務衣の下に赤のチェックのフランネルシャツを着ている。抹茶のテリーヌを冷蔵庫にしまって欲しいこと、あとでチェックインに来ることを伝えて、宿を出るときに、どこの国の方なの?と聞いてみたら、イタリアと言っていた。Parlo italiano. Arrivederci.とだけ話したら嬉しそうに微笑んでいた。
私は午前中から特にプランもなく自転車屋に連絡を入れたら、今は電動アシスト付きの自転車しか貸せないとのこと。それで良いよ、初めてだけど。電話で説明されたものより200円安い値段を支払い、初めてのやり方で散策。初めは意外と移動も大変かと思ったけれど、慣れて来るとスイスイ進む。嬉しくなるので、二条城の方からとりあえず銀閣寺まで走ってみた。参道は人が多いけれど、門前まで自転車で入っていく。金閣寺にひさびさに行ったから行く気になったのだろうか。紅葉が良かった。
地図を見ながら真如堂に寄ってみる。昼はこういうところが良いんじゃないか。秋色の着物を着た2人がよく景色に似合っていた。紅葉を狩るおじさんもいて、注意した方がいいのかな。でも、それくらい美しかった。
突然の八ツ橋リクエストLINEが来たので、街中に戻り、お土産を選びに行く。その前にどこか店に入ろう。これまたほとんど女性のラーメン屋さんに。レモンラーメンがインスタ映えするからって?アカウント取ったけど、何も投稿してないな。行きたかったマールブランシュカカオと高島屋に寄って(1日目にマリベルにも行ったんだった)、これかなぁというのをセレクト。辻利の新商品、抹茶とほうじ茶のクレープも買ってしまった。試食が美味しかったからね。
その後は自転車でさらに散策。西本願寺に向かい、壬生寺方面へ。移動が苦じゃないのが嬉しいね。少しだけ通ったことのない道を通ってみたりして、少し早めに宿に帰った。路地の散策は楽しい。自転車を返す前にお土産を発送しに行こうと思った。宿に一度帰ると、あの娘がiPadを見て何か作業をしていた。眼鏡を直して出迎えてくれた。まだ誰も客はいないらしい。チェックイン作業をして、荷物を2階の部屋に運んでくれた。宅急便を頼みたいというと着払いしかできないというので、やはり自転車で集配センターに行くしかない。外に出るたびに見送ってくれるのが嬉しい。
また宿に戻り、なぜ君は日本語を話すのに、京都弁じゃないの?私は外国人なので方言を話すとどう思われるかなぁと思って。大学では何を?日本の文化。日本の何が好きなの?友達は?ってね。好きなアニメはNANAだって。私も好きだし、連載の再開を待ち望んでいると伝えたら、そうそう!矢沢先生が!ってくい気味に来るところが愛らしい。虫籠窓のある狭く天井の低い和室で、私は異国の娘と話をしている。時々イタリア語を話す。こんな奇跡のような夜があるだろうか。
君の名前は?
それは、花という意味?それとも幸せという意味?
古代ローマ語で『金色の髪』という意味。
素敵な話だ。忘れられない夜になる。出かけなければいけない時間になる。明日もいるのかい?と言ったら、9時から仕事だけどここではないかもしれないと言っていた。私は、A domani.と言ったら、Buona sera.と言ってくれた。
今夜は二条城であの時のように、アートアクアリウムをやっている。荒城蘭太郎のショーを見るのも2回目。2年前は一緒に写真も撮ってくれたんだけど。金魚たちは相変わらずかわいそうだった。今回は日本酒をスルーして、またあの細長く混んでいる深夜カフェに。そして牡蠣。言い合いにも私なりの言い分もあり。そして南野陽子似のお姉さん。美人だね。だからか飲みすぎた。そして3日目が終わる。想像以上に輝いた夜だった。
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