京都2日目(3.5以上巡礼)。

2日目。朝起きると雑誌とコーヒーのサービスがある。人の多いソファ席と、人々の言葉を何気なく聴きながら。不思議なもので、朝のアイドリングは気分も良くなるし、お腹も空いてくる。

この日は車で移動する。レンタカーはラティオ。せっかく九条付近にいるのだから、九条ねぎを使った蕎麦かうどんが良いかなぁという話に。私が思い描いていたお土産品のイメージは、緑に黒の何か。たぶんマールブランシュにあるはずなんだ。この日の同行者とそんな話をしていたら、宇治に有名な抹茶のテリーヌがあるという。その店付近の朝食を探してもらったら、忘れられないパンの店があると。じゃそこだ。たま木亭。サンドウィッチと、クリームを詰めてもらうやつ、そして迷ったけど、バゲットにカマンベールチーズとハムが挟んであるやつを買った。結果的にこれがすごく美味しくて、同行者のためにもう一度店に戻ってあげるほどだった。そして、chez hagataの抹茶のテリーヌを手に入れました。お値段がすごくて、恐れ入ったけど、それほどのものならばと。後悔はなし。

平等院に向かうつもりだったけれど、いろいろ考えてプランを変更。まずは三室戸寺に行くことにした。雲ひとつない青空と紅葉、山の感じ。美しく、気分も良い。また紫陽花の頃だろうか。それから、萬福寺に向かう。思った以上に広大で驚いた。このふたつのお寺を巡るだけでかなり時間が過ぎてしまったので、更なる予定変更。行こうと思っていたところはまた次回に。ホテルの冷蔵庫に一度テリーヌを置いて、今度は大原を目指すことにした。



大人になって初めて京都旅行に来た時に向かったのも大原だった。三千院は哀愁を誘うのだろうか。しかし、この日の大原は意外と人が多く、なんだかテンションも少しずつ下がる。そういえば雲も出てきたな。いろいろ迷った挙句結局瑠璃光院に寄ってみようかと思った。途中お土産にポン酢を買った。

さて、車で移動している最中、私よくFMラジオを聴いている。この日はレンタカーに乗ったときにかかっていたFM802を聞いていた。好みのアーティストの曲がかなりかかっていた。フージーズとかね。だから午前中から気分が良かった。

瑠璃光院についてはリサーチ不足だった。車では行けないんだね。駐車場がないから。狭い道も渋滞するし、もちろんセブンイレブンにも停めてはおけない。待ち時間だけを気にしてしまい、駐車場のことを考えてなかった。一度狭い道にも入ってみたけれど、切り返すのが大変で疲れてしまった。ここはまたいつか電車で来よう、諦めようと決めた瞬間、ラジオから流れてきたのは、森山直太朗の『どこもかしこも駐車場』だった。もう奇跡みたいなタイミングだったので、ボリュームを上げて、歌ってしまったよ。それにしてもなぜこのタイミングで?この怪曲がこれほど皮肉な意味合いを持つ瞬間なんてあるだろうか。

そのまま南下し、2年前に来たときは諦めた一乗寺のラーメン屋極鶏。整理券をもらって、時間まで曼殊院門跡に寄ってみた。私はここを以前訪れていたことをすっかり忘れてしまっていた。黄不動を見て思い出した。今回も少しは新規のお寺を開拓したけれど、ほとんどがリピートになっているなぁ。リピートしても行きたいお寺の条件とは?私の中では、善峯寺、龍安寺、南禅寺なんだけど。まぁそれはまた考えよう。ラーメンはもう新感覚だね。人気になるのもわかる。濃厚だけど、まったくくどくない。何故だろうね。家の近くにできないかな。

日も暮れてきたので、宝厳院のチケットを北野白梅町駅で買い、ほんの少しだけ眠る。小休止が重要。そして、ふと、大覚寺に立ち寄ると、素晴らしいライトアップが。大沢池をうまく使っているね。



そして、さらに嵐山方面に。思った以上に人はいなかったけれどね。宝厳院も何回目だろう。暗い嵐山の道を歩いていると、昔の人は怖い思いもしただろうなぁと感じてしまう。時間の都合でいろいろと巡ることはできなかったけど、今度はもっと有名どころじゃないところを巡ろう。

最後にガソリンを入れなきゃなぁと思い、適当に走っていたら、セルフのガソリンスタンドを発見。その横の道を見てみたら、とても綺麗なライトアップを発見。キラキラと金色に輝いている。さらに、ラジオからは同行者が口ずさんでいた冬がはじまるよが流れてきた。良い旅だ。

車を返すとすぐにでも飲みたくなったけれど、昔から行こうと思っていたブリティッシュパブをスルーして、駅ビルの蕎麦の店に。だって、今日口にしたものはすべて食べログ評価3.5以上の店だって言うからさ。軽くビール。宿でもビール。お風呂に入ってもう少し飲んだら、また落ちていた。2日目の終わり。

櫻井の日々。-破

惑わされずに寄り添っていて。

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